iPod非対応ファイルの変換ワザ

Apple itunes8

iPodはそのまま再生できる音楽ファイル形式(音声圧縮形式)と、変換しないと再生できないファイル形式があります(下表参照)。
通常iTunesを利用して音楽データをiPodに転送するときは、非対応の音楽ファイル形式は扱わないので気にすることはありません。ただインターネット上で見つけた音楽データや友人から入手した音楽ファイルを取り込む時に、iPodでは扱えない音声圧縮形式があることに注意が必要です。

下記「音楽ファイル形式別 iPodで再生する方法」に示すように、携帯音楽プレーヤーで比較的よく利用されているWMAやOgg Vorbis,FLACは、iPodでは再生できません。iPodで利用するには何らかのファイル変換を行う必要があります。 Windows Media Playerで利用されているWMA(Windows Media Audio)ファイルは、Windows上のiTunesに取り込んだ時点で自動的にAAC形式などに変換されるので、Windowsを使われている場合は問題ありません。ただ、Macintoshを使っているときは別途変換ソフトが必要になります。Ogg VorbisおよびFLACファイル形式はWin環境、Mac環境どちらもそのままでは取り込みも再生も出来ません、別途ファイル変換ソフトを利用しましょう。

音楽ファイル形式別 iPodで再生する方法
音楽ファイル形式 iTunes for Win
(Windows環境)
iTunes for Mac
(Mac環境)
AAC,Appleロスレス 
MP3.AIFF,Audible,WAV

そのまま再生

そのまま再生
WMA
(Windows Media Audio)

自動変換

(変換ソフト必要【B】)
Ogg Vorbis,FLAC
(変換ソフト必要【A】)

(変換ソフト必要【C】)
:iPod shuffleはロスレス,AIFF,WAVには非対応)

iPodで再生できるファイル形式に変換するソフトウェア紹介

Rip!AudiCO FREE -- Windows用フリーソフト
Rip!AudiCO FREE Rip!AudiCOは各種音楽ファイル形式(音楽CD,WAV,MP3,WMA,OGG<相互変換>WAV,MP3(MP3PRO),OGG,WMA9)を相互変換できるWindows用ソフトです。フリーウェア版は同時処理アイテム登録数は制限されていますが、全機能が利用できます。上表【A】の変換に利用できます。
Rip!AudiCO FREE->Rip!AudiCO 公式サイト
BonkEnc -- Windows用フリーソフト
BonkEnc BonkEncは、MP3/AAC/Ogg Vorbis/FLAC形式などの音声ファイルを相互変換できるWindows用フリーソフトです。複数の音楽ファイルを一括して変換したり、各形式のエンコード設定をビットレートや固定・可変レートなど細かく設定できるのも特徴です。上表【A】の変換に利用できるソフトです。
BonkEnc->The BonkEnc Project
ffmpegX -- Mac用フリーソフト
ffmpegX ffmpegXはLinux用フリーソフト「ffmpeg」をMacOS Xに移植した動画圧縮変換ソフトです。多くの動画フォーマットに対応し、iPodやPSPにも対応しています。シェアウェア版ではVCD、SVCDやDVD作成も可能です。上表【B】の変換に利用できるソフトです。
ffmpegXはこちらから->ffmpegX
EasyWMA -- Mac用シェアウェアソフト
EasyWMA EasyWMAは、Windows版iTunesのように、ドラッグ&ドロップ操作でWMAファイルをMac版iTunesにAACやMP3形式に変換して読込めるツールです。読み込めるファイル形式は、WMA/WAV/WMV/ASF/Ogg Vorbisの音声・動画ファイル、シェアウェア登録料金は10ドルです。上表【B】【C】の変換に利用できるソフトです。
EasyWMAはこちらから->EasyWMA

既に圧縮されているファイルフォーマット(WMAやOgg Vorvis)を別の圧縮形式に変換すると音質が劣化することがあります。劣化が気になるようなら、WMA、Ogg Vorvisを一旦WAV形式に変換し、iTunes上でAppleロスレスに変換すると元のファイルとほぼ同等の音質が保てます。

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