iPod復元(Restore)方法

iPodの復元作業

iPodの故障だと思っても、リセットしたりiPodソフトウェアのバージョンアップなどでトラブルが解決することもあります。
ところが、すべての可能性をチェックしても問題が治らないこともあります。

そんなときiPodには復元(Restore)と呼ばれる、工場出荷状態に戻したり、最新バージョンのソフトに戻す機能があります。
ただし、復元(Restore)作業をすると、すべてのユーザーデータが消えてしまいます。あくまで復元は他の作業でも故障が直らない時の最終手段と認識してください。
復元作業をする前に、必ず次のチェック作業は行いましょう。
(参照:iPod故障修理の前にこれだけは確認しましょう

iPodの復元(Restore)ステップ解説

iTunesの最新版がインストールされているか確認
アップルのサポート画面でiTunesの最新バージョンを確認しましょう。もし、今使っているバージョンよりも新しいソフトがリリースされていたら、最新版のiTunesをダウンロードしましょう。
iPodを接続して、iTunesリストからiPodを選択
iTunesを起動させてから、iPodをパソコンに接続します。iTunesのソースリストにiPodが表示されますので、iPodを選択します。
復元ボタンを選択(オプション選択)
iTunesのメインウィンドウに「復元」ボタンがあります。復元ボタンを押すと、いくつかのオプションが表示されます。
復元オプション1:復元 - すでに iPod にインストールされている iPod ソフトウェアと同じバージョンで復元します。
復元オプション2:Use Same Version - 新しいバージョンが入手可能であっても、すでに iPod にインストールされている iPod ソフトウェアと同じバージョンで復元します。
復元オプション3:Use Newest Version - コンピュータにインストールされている最新の iPod ソフトウェアで復元します。
復元オプション4:Restore and Update - コンピュータにインストールされている最新の iPod ソフトウェアで復元します。
どれを選択すればいいのかは故障の内容により異なります。トラブル内容が明確で、新しいバージョンのソフトで修正される可能性が高い場合は、最新版ソフトで復元しましょう。それ以外の場合は、現状のバージョンで復元して問題が解決するか確認してみてはどうでしょう。
復元プロセスが始まると、画面に進行状況が表示されます
復元処理が始まると、パソコン画面にプログレスバーが現れ、復元処理が進んでいることを示します。復元処理が進むと、iPodの画面にもアップルロゴやプログレスバーば現れます。これら復元処理中は、パソコンとiPodの接続を外さないように注意してください。さらに電源アダプタも接続したままにしておきましょう。
(古いiPodの場合は、いったんパソコンとの接続を外して、iPod電源アダプタに接続します)
復元プロセスが完了すると、iPodは初期状態に戻ります
復元処理が完了すると、「iPod設定アシスタント」が起動します。つまり始めてiPodをパソコンに接続したときの画面が表示されるのです。iPodの初期設定から入力してください。

iPodの復元(restore)は、故障対策の最終手段でiPod内蔵の記憶装置(HDDやフラッシュメモリ)を工場出荷状態に戻してしまいます。復元処理をする前には必ず、iTunesライブラリなどにiPodデータをすべてバックアップしておきましょう。iTunesライブラリに曲データ、ビデオ、Podcast、オーディオブック、ゲームなどをバックアップすることが出来ます。

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